こんにちは!繁盛物件物語の青柳です。
「自分のお店を持つ」ということを考えたとき、どんなお店にしようかと、いろいろな想像をめぐらせたという人も多いでしょう。 私たちも日々、様々なビジョンをお聞かせいただきます。オープンに向けてそういった気持ちをどれだけ具体的にお店のメニューや雰囲気に落とし込んでいけるかが、統一感に繋がります。 そこで、たくさんのイメージの中から、ひとつの「コンセプト」を決める必要があります。
コンセプトはお店づくりの基礎!
コンセプトとは、「具体的にどのような飲食店を作るのか」というイメージの発端になるものです。
もちろん、ただ漠然と「飲食店を開こう」と思う人はあまりいないでしょう。大抵の場合は、ジャンルや出したいメニュー、やりたいことといった具体的な希望があるものです。この希望の大元になるのが「コンセプト」です。
一貫したお店作りをしていくためには、コンセプトをしっかり定めて、それに沿って計画を立てていくことが大切です。
やりたいことがたくさんある時は?
あれもこれもと夢を広げるのは悪いことではありませんが、なんでもかんでも詰め込んでしまうと統一感のないお店になってしまいます。中心となるコンセプトは、必ずひとつにまとめる必要があります。
色々な希望があってまとまらない場合は、一度、それぞれを書き出して取捨選択してみましょう。考えをまとめるために、ワークシートを使うのも有効です。私たちも繁盛店のワークシート見本や各種ツールを持っていますので、ぜひご相談ください。
希望の中には、組み合わせられるものもあれば、ちぐはぐでそぐわないものもあるはずです。たくさんのアイディアの中から、お店の中心軸となるコンセプトを見つけ出しましょう。
コンセプトを中心にお店の立ち位置を決めてみよう!
たとえば、「女性も入りやすいお洒落なラーメン店」というコンセプトがあったとしましょう。すると、自然と、場所やオープン時間、一押し商品をはじめとするメニュー、内装などがある程度決まってきます。
ラーメン店であれば、あまり年配の女性や主婦層よりは、若い大学生や社会人がターゲットになるでしょう。「若い女性が多い地域にある、仕事帰りにも立ち寄れる時間までオープンしているお洒落な内装のお店」という条件を満たすためにはどうすればよいのか考えることで、戦略や方向性がはっきりします。
コンセプトとアピール
コンセプトを決めてお店をオープンしたとしても、想定しているターゲット層に「そこにこういうお店がある」ということに気付いてもらえなければ、集客に繋がることはありません。
そこで、ターゲットとなる層が目を留めてくれるような看板やチラシを作成して、店舗アピールをしましょう。例えばクーポンサイトやグルメサイトをよく見る層がターゲットであれば、そういったサイトに広告を出したり、SNSで積極的に情報を発信したりするなどの方法が考えられます。
ただし、アピール方法や内容も、最初に決めたコンセプトに沿って行うようにしてください。「ともかくお客さんを集めたい!」という気持ちは誰もが抱くものですが、コンセプトを変えてしまったり、お店の雰囲気に合わない宣伝をしてしまうと、印象をぼやけさせたり、想定しているターゲット層に届かない可能性が出てくるためです。
まとめ
一時の流行りや安易な考えで、コンセプトが曖昧なままお店づくりをすることはおすすめできません。お店づくりや宣伝は、一貫したコンセプトにのっとって行うのが基本です。「これがやりたい!」と感じた情熱を忘れないためにも、コンセプトは自分の一番やりたいことを大切に決めるようにしましょう。